沖縄黒糖の通販・手作り黒糖専門店|仲宗根黒糖本店 仲宗根黒糖本店では、黒糖作りに人生をかけた店主が、本物の黒糖を沖縄から手作りでお届け致します。契約農家さんが育てたサトウキビから取った一番搾り汁を、地釜で5時間以上煮込む昔ながらの製法で生まれた黒糖は、ミネラルをたっぷり含みサトウキビ本来の味を楽しめます。くるみやカシューナッツ、ジャムなどの加工品もご用意しております。

沖縄のサトウキビについて

サトウキビの原産地

 

サトウキビの原産地はパプアニューギニアで1万7千程前から栽培されていたと言われています。

 

紀元前6000年前後にインドや東南アジアに広り、サトウキビから砂糖が精製が始まったのは北インドと言うサンスクリット語の古いインドの文献の記録があります。

 

サトウキビは砂糖の原料として8000年程前から品種改良を加えてられながら世界のいろんな地域で栽培されてきた私達人類にとって貴重な植物です。

 

サトウキビの分類と栽培方法

サトウキビはイネ科のサトウキビ属に属する植物です。

 

イネ科と言えば私達が毎日食べているお米もイネ科で栽培方法も似ているようにおもわれますが、適した気候、植え付けから、栽培方法、栽培期間、収穫方法、利用方法等も違います。

サトウキビに適した気候温暖な熱帯から亜熱帯の気候で日本では沖縄県や鹿児島県で多く栽培されています。

お米のイネの場合、稲穂に実った実を種にしますが、サトウキビも穂はでるのですが、その穂から種が取れるわけではありません。

サトウキビは茎の節のところから新たに芽がでるので、茎の節と節の間を切って、その茎を畑に植え付けをします。

 

サトウキビの種

 

栽培期間は1年から1年半程ですが、3月から4月に植え付け(春植え)の場合が翌年の2月から3月に収穫し、栽培期間は約1年間です

7月から9月初めまでに植え付けをする夏植えは翌々年の1月から3月に収穫し、栽培期間は1年半、春植えより栽培期間が長い分、サトウキビも長く太くなるので、収量も多くなります。

 

毎年植え付けをおこなうのではなく、一度、植え付けと収穫した後の株から芽が出てきますので2~4回はその芽を栽培して収穫します。

植え付けて収穫を重ねるごとにサトウキビは成長しなくなっていき収量も落ちてゆくので、2~4回収穫したら植え替えをします。

 

 

サトウキビは植えから収穫までの手入れは雑草取りや肥料やり、成長するには従って下の方から葉っぱが枯れていくので、

枯れた葉っぱを取ったりすることですが、それはまだ作業が機械化されてないので暑い夏にやる作業なので結構重労働です。

水やりはほとんどやらなくても大丈夫ですが、ひどい干ばつの年には行う場合もあります。

 

サトウキビ栽培で一番大変ななのはやはり収穫作業です。

最近、ハーベスターと言う機械で収穫する農家も増えてきましたが、費用がかかることと、翌年の収量が悪くなるという栽培上の理由から

手作業で収穫している農家もまだまだいます。

 

手作業で収穫は重労働です。

先ず、先の穂の部分を切りおとします、それから、専用の斧(写真右)で根本を切り倒します。

そして、専用の先が2股になった鎌(写真左)で葉っぱを落しながら15ほんから20本位が一束に縛れるように畑に並べていきます。

 

サトウキビ専用の鎌と斧

最後に一束一束ひもで括ってトラックに載せて運ぶ為に畑の道端まで担いで運んで積み上げていきますが、

一束30kgから40kg位の重さなので畑が広いとかなりの重労働です。

当店の契約農家さんには本当に感謝しています。

さとうきび収穫

 

 

糸満市の照屋さん

 

 

契約農家の照屋さん

糸満市の照屋さん

 

サトウキビを運搬

収穫したサトウキビをクレーン付きトラックで工場へ運びます

 

サトウキビは品種はどれくらいあって、どう違う!

サトウキビの品種は何十種類もありますが、その特徴はさまざまです。

病気や台風に強い品種とか、太く長く成長し収穫が多くなる品種や

糖度が早く上がるものとゆっくり上がるものでは収穫の時期も違います。

 

そして、黒糖の原料として向いている品種と向いてない品種もあります。

風味や固まり具合など、なかには固まりず、キャラメルのような状態になってしまう品種もあります。

恐らく成分の違いからですが、それぞれ詳しい成分分析の資料がないのではっきりとした原因は私もわかりません。

 

サトウキビは世界中の多くの国で栽培されていますが、栽培される気候や土壌、栽培方法で風味もかなり違います。

以前にボリビアのサトウキビで作った蜜を知人からもらって食してみたことがありますが、私が沖縄のサトウキビで作る蜜とは別物でした。

甘いことは甘いのですが、コクとかがなくただ甘いだけで同じサトウキビから作ったとは思えない程でした。

 

サトウキビはエコで健康にもいい植物

 

一番の特徴は果物でもないのに糖度が20度以上にもなります。

インドなどでは道端でジュースに作られたサトウキビ搾りき機で絞って販売しています。

私が20代に半年程インドを旅して回った時によく飲み旅の疲れを癒しながらながら、「なぜ沖縄ではこうやって販売しないんだろう」と考えがえました。

沖縄に戻って調べてみると観光地ではすでに販売していることをしりました。灯台下暗しですね!

 

サトウキビはただ糖度が高いだけではなく、私の健康にいいい成分をいっぱい含んででいます。

そして、ほとんど捨てるところがないエコ植物です。

その汁は黒糖や他の砂糖、味の素等にも原料として使われます。

搾りカスはバカスといいますが、大半は有機肥料として畑につかわれますが、前回のブログでも紹介しましたが、

食物繊維が豊富なので最近はパウダー状にして食品としても販売されています。

 

そして、サトウキビは2~3Mも伸びる為に光合成を盛んに行う植物で、

二酸化炭素を沢山吸い込んで、酸素沢山放出して空気をを浄化してくれてもいます。

 

<サトウキビの効能について>
❶GI値(血糖値上昇速度)が低い ※白砂糖109、さとうきび汁30~40

❷ミネラルが豊富  

カルシウム・・・・・・・・・風邪の予防、貧血防止、骨と歯を作る  

マグネシウム・・・・・・・歯と骨を作る  

ナトリウム・・・・・・・・・沖縄の海風が恵みとなって、多くのナトリウムを 含みます。ナトリウムは食事摂取量が減ったり多 量の汗をかいたりすると、熱中症や下痢などの 原因になることがあります

鉄分・・・・・・・・・・・・・・貧血防止、美肌効果  

カリウム・・・・・・・・・・・血圧の上昇を抑える、むくみ防止  

ビタミンB群・・・・・・・・疲労回復、美肌効果、肝臓の働きを良くする 皮膚や粘膜の再生、ホルモンバランスを整える 脳や神経の働きを正常に保つ作用  

ラフィノース・・・・・・・・善玉菌を増やす・悪玉菌の繁殖を抑える※便秘の改善  

オクタコサノール・・・・肝機能を良くして悪玉コレステロールを排出する
ブドウ糖・・・・・・・・・・脳を活性化させ集中力をアップ、疲労回復

 

沖縄のサトウキビの今後

沖縄のサトウキビは沖縄の畑の面積の半分程を現在占めていますが、

生産者農家も高齢も年々すすんでいます。

重労働の割には利益が少ないので若い農家がサトウキビ栽培には魅力を感じないいので、

サトウキビ栽培を担おうという人はほとんどいません。

この分だと年々、減少して、10年から20年後にはかなり減少することは避けられないと思います。

 

それともう一つ気がかりことがあります。

それは気候変動です、温暖化で年々、台風が大きくなり、数もふえてきています。

これまでサトウキビは台風に強い作物ということで、台風が多い沖縄に適した作物とされてきましたが、

台風の強さと回数に比例して被害も大きくなります。

 

以前は台風が来てもそれほど心配することはありませんでしたが、

近年は大きな被害が出るのではないかと思われるほど規模の大きな台風が増えていることを考えると、

益々、沖縄のサトウキビは減少していくのではないかと心配しております。

 

サトウキビ畑がない沖縄の風景を想像すると、私個人てきにはとても寂しい気がします。

 

私の黒糖作りもサトウキビがなくてはやろうにもできないので、

できる限りサトウキビ農家さんが長く続けてくださることを願っております。

 

サトウキビ搾り

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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地釜で5時間以上煮込む昔ながらの製法で生まれた黒糖は、
ミネラルをたっぷり含みサトウキビ本来の味を楽しめます。
くるみやカシューナッツ、ジャムなどの加工品もご用意しております。

屋号 仲宗根黒糖
住所 〒901-2111
沖縄県浦添市字経塚 466-1
営業時間 9:00~20:00
定休日:日曜
代表者名 仲宗根 聡 (ナカソネ サトシ)
E-mail info@nakasonekokutou.jp
info@nakasonekokutou.com

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