黒糖(黒砂糖)は健康にいい、白砂糖とどう違う?
もくじ
・黒糖(黒砂糖)と加工黒糖の違い
・黒糖(黒砂糖)の作り方
・加工黒糖 白砂糖の違い
・黒糖の効果 効能
・おすすめ商品
黒糖(黒砂糖)と加工黒糖の違い
黒糖(黒砂糖)
加工黒糖
黒糖(黒砂糖)の種類は黒糖(黒砂糖)、加工黒糖、テンサイ糖の3種があります。
外見上ではその違いをみわけることは一般のかたにはむつかしいですが、製造方法、原材料、成分、風味などの違いあり別物ともいえます。
2014年4月1日に黒糖(黒砂糖)と加工黒糖の違いの商品表示区別することが制定されるまでは表示を見ても区別ができませんでした。
<サトウキビの搾り汁を使ったものを黒糖または黒砂糖、 黒糖に粗糖や糖みつを混ぜた商品は「加工黒糖」と表示される事に改まりました。>
黒糖(黒砂糖)の製造方法は原材料のサトウキビ汁にコンニャクの凝固剤としても使われている<食用水酸化カルシウム>を加え、釜で煮詰め水分を蒸発させ濃縮させて固めるシンプルな製造方法です。
されに対し、加工黒糖はサトウキビも原料としてつかいますが、製造方法がまるで違います。加工黒糖はサトウキビ汁を加熱しながらろ過してかなりの栄養素やミネラル分を取り除いた粗糖と呼ばれる原料に水飴や糖蜜等の成分を加えて作ります。
主な原料である粗糖は言わばサトウキビから白砂糖を造る途中段階のものです。それを更に遠心分離にかけ白砂糖やグラニュー糖などにしていくのですが、サトウキビを栽培している地元沖縄の製糖工場ではそこまで精製する設備がない為、白砂糖等の途中段階の粗糖を製造して大手の砂糖メーカーに出荷していますが、その一部が地元で加工黒糖として加工され販売されています。
どのように原料を混ぜてどんな加工黒糖にするかは加工黒糖メーカーさんそれぞれ独自の製造方法があります。
黒糖(黒砂糖)ができるなで
先ず原料となるサトウキビが一番大事です。
黒糖(黒砂糖)造りで一番重要なのが、原料のサトウキビです。
黒糖(黒砂糖)の出来上がりの良し悪しを決めるのは99%はサトウキビと言っても過言ではありません。これは実際に黒糖(黒砂糖)を造っている私はだからこそ言える事かも知れません。
収穫期に収穫されたサトウキビ長さは約2m50cmにもなります。
これが黒糖(黒砂糖)原料になります。
サトウキビの品種は何十種類もあることは意外と知られていません。
その品種も黒糖(黒砂糖)の出来に大きくかかわってきます。
基本、農業試験場での品種改良の目的は白砂糖の原料としていかに糖分(カロリー)が多く取れて、病害虫や台風などの自然災害に強い品種を造ることを目的としていますので、
黒糖(黒砂糖)を造るに適している品種は新しい品種よりも昔から栽培されている品種に近い方が黒糖(黒砂糖)をつくるには適しています。
契約農家さんが丹精込めて栽培し、収穫したサトウキビを圧搾機で圧搾し地窯で煮詰めていきます。
収穫したサトウキビを圧搾機で圧搾
圧搾したサトウキビ汁を大鍋にいれていきます
凝固剤としてもコンニュクなどにも使用されている食用水酸化カルシウムを加えて地窯で煮詰めていきます。
水分をを蒸発させ、濃縮させていきます。
どんどん濃縮して温度が130度位までの上がったら別と鍋に移して書く混ぜながらひやしてゆきます。
棒でかき混ぜながら冷やしながら中に空気をいれて行きます。
黒糖を断面を見るっと気泡がはいているのがわかります。
ある程度冷めてたらバットに流し込んで固めて出来上がりです。
完全に固まる前に専用のカッターで切れ込みを入れます。
完全冷めたら割って袋詰めして商品として完成です。
黒糖(黒砂糖)製造はこのように極めてシンプルなです。
それだから体にもいいサトウキビの栄養素やミネラル分を含んでいるのです。
ただ、サトウキビの品種や栽培方法方法、その年の天候によっても仕上がり具合が違うので、
それを見極めながら原料のサトウキビを選んだり、仕上げの温度を変えたりするのが黒糖(黒砂糖)職人の技と言えます。
黒糖の効果 効能
下の表のように黒糖(黒砂糖)には白砂糖やグラニュー糖などには含まれていまい多くの栄養素やミネラルガふくまれています。
成分表(100g当り) | ||||
黒糖 | 上白糖 | 三温糖 | グラニュー糖 | |
エネルギー(kcal、) | 35.2 | 384 | 380 | 387 |
蛋白質(g) | 01.7 | 0 | 00.1 | 0 |
脂質(g) | 0 | 0 | 0 | 0 |
炭水化物(g) | 89.7 | 99.2 | 98.0 | 100.0 |
カルシウム(mg) | 240 | 1 | 130 | 0 |
鉄(mg) | 04.7 | 0.1 | 0.5 | 0.1 |
カリウム(mg) | 1100 | 3 | 365 | 2 |
マグネシウム(mg) | 231 | 0 | 00 | 0 |
ナトリウム(mg) | 27 | 2 | 10 | 101 |
ビタミンb1(mg) | 0.05 | 0 | 00 | 0 |
ビタミンb2(mg) | 00.07 | 0 | 00 | 0 |
ショ糖(g) | 080.0 | 97.6 | 695.0 | 99.9 |
黒糖(黒砂糖)の栄養素やミネラルも原料のサトウキビサトウキビの品種や栽培地、栽培方法によってもかわります。
海からの潮風を受けて育った沖縄産の黒糖(黒砂糖)は海のミネラル分を豊富に含んでいます。
黒糖(黒砂糖)の栄養素とミネラルにはこの効能が明らかにされています。
❶GI値(血糖値上昇速度)が低い ※白砂糖109、さとうきび汁30~40
❷ミネラルが豊富
カルシウム・・・・・・・・・風邪の予防、貧血防止、骨と歯を作る
マグネシウム・・・・・・・歯と骨を作る
ナトリウム・・・・・・・・・沖縄の海風が恵みとなって、多くのナトリウムを 含みます。ナトリウムは食事摂取量が減ったり多 量の汗をかいたりすると、熱中症や下痢などの 原因になることがあります
鉄分・・・・・・・・・・・・・・貧血防止、美肌効果
カリウム・・・・・・・・・・・血圧の上昇を抑える、むくみ防止
ビタミンB群・・・・・・・・疲労回復、美肌効果、肝臓の働きを良くする 皮膚や粘膜の再生、ホルモンバランスを整える 脳や神経の働きを正常に保つ作用
ラフィノース・・・・・・・・善玉菌を増やす・悪玉菌の繁殖を抑える※便秘の改善
オクタコサノール・・・・肝機能を良くして悪玉コレステロールを排出する
ブドウ糖・・・・・・・・・・脳を活性化させ集中力をアップ、疲労回復
このはかにも黒糖(黒砂糖)に含まれる<フェニルグルコシド>と言う成分は糖の吸収を穏やかにして、急激な血糖値上昇を抑える作用があるとされています。
血糖値が気になる方にはおすすめの甘味料といえます。
しかし、どんな食品もそうですが、いくら体にいいからといって食べ過ぎはからだにはよくありません。
黒糖(黒砂糖)の一日の適量は?
黒糖(黒砂糖)適量は人の体格や体質によってもちがいますが、一般的には1日約25g位(5粒程度)を何回にわけて取るのが望ましいそうです。
仕事の合間に食すると疲労回復にもとてもいい効果があります。
おすすめ商品
どれも黒糖(黒砂糖)使った商品です。
コーヒーや紅茶。、日本茶などのお供に最適なしょうひんです、是非、一度お試しください。
沖縄黒糖の通販・手作り黒糖専門店|仲宗根黒糖本店
仲宗根黒糖本店では、黒糖作りに人生をかけた店主が、
本物の黒糖を沖縄から手作りでお届け致します。
契約農家さんが育てたサトウキビから取った一番搾り汁を、
地釜で5時間以上煮込む昔ながらの製法で生まれた黒糖は、
ミネラルをたっぷり含みサトウキビ本来の味を楽しめます。
くるみやカシューナッツ、ジャムなどの加工品もご用意しております。
屋号 | 仲宗根黒糖 |
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住所 |
〒901-2111 沖縄県浦添市字経塚 466-1 |
営業時間 |
9:00~20:00 定休日:日曜 |
代表者名 | 仲宗根 聡 (ナカソネ サトシ) |
info@nakasonekokutou.jp info@nakasonekokutou.com |