美味しい黒糖の選び方

黒糖を購入する方法はお店で直接購入したり、ネットや通販カタログなどでお取り寄せしたり等の方法がありますが、

何を基準にどうやって選んで購入したら、美味しい黒糖を手に入れることができるかはあまり知られてていません。

 

見た目はどれも黒くてあまり味は変わらないそうですが、

黒糖の味はその製造方法や原料、黒糖の種類によってかなり違います。

 

 

黒糖の種類と製造方法

黒糖の種類は大きく分けて黒糖（または黒砂糖）、加工黒糖、赤糖の３つです。

牛乳に牛乳と加工牛乳があるのと同じです。

 

その違いは製造方法と原料の違いです。

黒糖はさとうきびを圧搾してその汁を煮詰めてサトウキビ１００％で造る原料も造り方もシンプルですが、

さとうきびの運搬から圧搾、長い時間煮詰めて製造するのに手間と技が必要です。

 

　　　　　　　　さとうきびを圧搾機で圧搾

　　　　　　　　

　　　　　　　　約５時間煮詰めていきます。

　　　　　　　　

 

加工黒糖は黒糖に製糖工場で生産された白砂糖やザラメの原料となる粗糖と糖みつ

等をブレンドしてそれを一度溶かしてまた固める方法でつくられます。

ブレンドする割合や原料は製造メーカーさんで違います。

 

赤糖は粗糖と糖みつ等を混ぜ、黒糖を使わないで作られます。

 

　　　　　黒糖

　　　　　　

　　　　加工黒糖

　　　　　　

 

 

黒糖と加工黒糖の味の違い

黒糖も加工黒糖もメーカーさんの原料の違いなどによって違いがありますが、

黒糖の味の特徴は濃くがあって後に引かない優しい甘さで、中には黒糖独特の苦味があるものもあります。

加工黒糖や赤糖はアメのような甘さで黒糖に比べると濃が感じられません。

どちらを好むかはその人の思考にもよります。

 

どちらが体にいい成分が含まれているかと言うと断然、黒糖ですので、

おすすめしたいのは黒糖のほうです。

 

黒糖にはビタミン類やミネラル分がいっぱい

サトウキビ１００％で作られた黒糖には現代人に不足がちなビタミン類やミネラル分が豊富にふくまれています。

砂糖の原料にはサトウキビとサトウガイコンがありますが、原料を絞ってそのまま固めたのが黒糖です。

白砂糖やグラニュ＝糖は原料は同じですが、遠心分離にかけ不純物を取り除き、活性炭で脱色したものです。

しかし、その不純物こそが我々の体に必要なビタミン類やミネラル分なのです。

 

黒糖に多くふくまれているビタミン類のなかでおおいのがビタミンB群です。砂糖やデンプンなど糖質をたべると

その代謝のために必要ですし、肉などの蛋白質と取るとビタミンB2が多くひつようです。

 

ミネラル分は鉄分やカルシウム、カリウムなどもおおくふくまれています。

鉄分不足で貧血になったり、亜鉛不足で味覚障害などの症状があるひとには是非黒糖で不足を補っていただきたいです。

 

黒糖と他の砂糖の比較した成分表

サトウキビ１００％お純粋な黒糖には下記の成分表のとうり他の砂糖類にはないビタミン類やミネラルが豊富です。

料理やお菓子などの材料として料理する場合、これらの成分が邪魔をしてしまういうことで、以前は懸念されましたが、

しかし、どれも体に必要とされる成分なので、健康面からの黒糖を料理やお菓子の材料として利用するにとも増えて

きています。

成分表（100ｇ当り）
	黒糖	上白糖	三温糖	グラニュー糖
エネルギー（kcal、）	35.2	384	380	387
蛋白質（ｇ）	01.7	0	00.1	0
脂質（ｇ）	0	0	0	0
炭水化物（ｇ）	89.7	99.2	98.0	100.0
カルシウム（ｍｇ）	240	1	130	0
鉄（ｍｇ）	04.7	0.1	0.5	0.1
カリウム（ｍｇ）	1100	3	365	2
マグネシウム（ｍｇ）	231	0	00	0
ナトリウム（ｍｇ）	27	2	10	101
ビタミンb1（ｍｇ）	0.05	0	00	0
ビタミンb2（ｍｇ）	00.07	0	00	0
ショ糖（ｇ）	080.0	97.6	695.0	99.9