純黒糖と普通黒糖の違い
純黒糖とは、どんな黒糖
純黒糖とはサトウキビの搾り汁にコンニャクの凝固剤として使われる食用水酸化カルシウムを加え釜で煮詰めて、
水分を蒸発させて固めると言う伝統的な製法で製造されている黒糖のことをいいます。
純黒糖以外の黒糖とは
純黒糖以外の黒糖は加工黒糖になります。
牛乳にも成分無調整の牛乳と成分を調整した加工牛乳があるのと同じです。
加工黒糖はサトウキビの搾り汁からつくるのではなく、製糖工場で砂糖(白砂糖等)の原料として生産される粗糖に水飴等の他の成分を加え作ります。
製糖工場で製造される粗糖の原料は純黒糖と同じサトウキビの搾り汁ですが製造方法が全然違います。
熱を加え水分を蒸発させるまでは同じ工程ですが、そこから遠心分離機にかけで糖分(カロリー)以外成分をできる限り取り除いてしまいます。
カロリー以外の成分(ミネラル分や鉄分、他の成分)の蜜と糖に分けられ、糖分以外のものを含蜜糖(糖蜜)、糖分のことを分蜜糖といいます。
分蜜糖の方が砂糖の原料となる粗糖といわれるものです。
加工黒糖は粗糖と含蜜糖(糖蜜)に水飴等、他の成分を加えて作りますが、その製造方法は製造メーカーによって異なります。
純黒糖と加工黒糖の違い
純黒糖と加工黒糖は見た目には一般の人には見分けがつかないですが、臭いや味でその違いが分かります。
純黒糖は黒糖特有の香りとコクがあるのに後に引かない自然な甘さや黒糖独特の風味ですが、
加工黒糖は香りがほとんどなく、甘さも白砂糖のよう人工的な風味がします。
純黒糖も加工黒糖も製造メーカーによって原料も製造方法も違いますので、
どちらともメーカーによる風味や成分の違いがあり、どちらとも10メーカーだと10通りの違う黒糖になりますので、
食べ比べて自分の好みの合うものを探すのも一つの楽しみになるかもしれません。
純黒糖と加工黒糖の製造について
純黒糖
収穫したサトウキビの運搬、圧搾、から煮詰めて固め、製品化するまでメーカーで全ての工程を行います。
手間と時間がかかり、原料のサトウキビによっても仕上がり具合が変わり、商品を均一化や大量生産難しい面がありますが、
サトウキビに含まれている栄養素やミネラルを損なわず、風味の豊かな黒糖を製造できます。
加工黒糖
加工された原料を使用するので、商品の均一化、大量生産が可能で賞味期限が長い商品を生産することができ、
生産性を流通、コスト、動力の面でメリットがある一方、サトウキビ本来の風味、栄養素やミネラル分純黒糖に比べ少なくなってしまいます。
黒糖の表示方法
平成24年4月1日から黒糖の表示方法が改められました。
それまで純黒糖と加工黒糖の定義や表示方法があいまいだったので、それを明確にする為に改訂されました。
黒糖表示の3つに分類(平成24年4月1日より)
1、黒糖、黒砂糖
サトウキビ汁を煮詰めて作る原材料サトウキビ100%の黒糖(粉末も 含む)
2、加工黒糖
粗糖、糖蜜、黒糖、水飴、フレーバー等の原材料をブレンドして製造した もの
3、加工糖
粗糖、糖蜜、水飴、フレーバー等の原材料をブレンドして製造したもの (黒糖が使用されてないもの)
それ以前は各社表示があいまいで消費者にも分かりにくいということで、定められていますが、牛乳のようには表示の違いで製品の違いを区別できることは知られていません。
それに、この分類には純黒糖と言う表示がありません、これまで加工黒糖と区別する意味で使用されていた「純黒糖」と言う表示方法は商品自体には表示できなくなりました。
黒糖の特徴を表現する言葉として使用が可能です。
手作り地釜炊き純黒糖200g) 粉タイプ5袋セット
商品紹介
沖縄黒糖の通販・手作り黒糖専門店|仲宗根黒糖本店
仲宗根黒糖本店では、黒糖作りに人生をかけた店主が、
本物の黒糖を沖縄から手作りでお届け致します。
契約農家さんが育てたサトウキビから取った一番搾り汁を、
地釜で5時間以上煮込む昔ながらの製法で生まれた黒糖は、
ミネラルをたっぷり含みサトウキビ本来の味を楽しめます。
くるみやカシューナッツ、ジャムなどの加工品もご用意しております。
屋号 | 仲宗根黒糖 |
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住所 |
〒901-2111 沖縄県浦添市字経塚 466-1 |
営業時間 |
9:00~20:00 定休日:日曜 |
代表者名 | 仲宗根 聡 (ナカソネ サトシ) |
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